ストレートネック

ストレートネックとは?
ストレートネックとは、デスクワークや姿勢不良などによって頸椎の湾曲が失われ、文字通り真っ直ぐになってしまった状態です。この状態では、首や肩の筋肉に大きな負担がかかり、様々な不調を引き起こすことがあります。
ストレートネックの根本原因は?
本来、人間の脊椎は頸椎、胸椎、腰椎、仙骨の4つの部分に分かれており、それぞれが前弯、後弯、前弯、後弯の形状を持っています。この弯曲により、人間の頭の重さ約4〜6kgを分散させ、衝撃を和らげることができます。しかし、ストレートネックの方はその弯曲がなく、頸椎が真っ直ぐになってしまいます。そのため、後頸部から肩で頭を支えることになり、後頸部から首肩への負担が大きくなります。この状態が続くと、筋肉が硬く緊張しやすくなります。最初は筋肉の凝りや痛みだけですが、慢性化すると、頭痛やめまい、手のしびれなどの症状が出る場合もあります。
こんなお悩みはありませんか?
デスクワークで一日中パソコン作業をしていると、首肩まわりがつらくなる
頭痛
手のしびれ
めまい
吐き気
この他にもストレートネックによる症状は多く、近年のデジタル化やタブレットの普及により、高齢者から若い方まで幅広い年齢層で首が前に出てしまい、首肩周りの筋肉に負担が大きくかかっています。
狭山ヶ丘駅前接骨院では、ストレートネックに対して対症療法ではなく、原因を特定し、根本的に軽減することを目的とした施術を行っております。
ストレートネックに対する当院の考え
ストレートネックかどうかを確かめる簡単な検査として、壁を使った検査があります。壁に背を向け、かかと、臀部、肩甲骨の順に付け、意識した状態でも壁に後頭部がつかない場合、重度のストレートネックである可能性があります。ストレートネックの状態をそのままにしておくと、首肩周りの筋肉に体重の約1/10の重さが加わり、その結果として筋肉が疲労し、首や肩、背中に重さ、だるさ、痛みが引き起こされます。その状態が続くと、頸椎ヘルニアや自律神経失調症などに発展することもあります。最悪の場合、手術などを行わなければ軽減しない症例もあります。当院では、頸椎の歪みを元の弯曲に戻す施術を行っております。
ストレートネックはなぜ起こるのか?
ストレートネックが起こる原因として、日常のパソコン作業やスマホの使い過ぎ、学校などでのタブレット授業の増加による姿勢不良などがあります。これらが続くことにより、頸椎が真っ直ぐになってしまいます。本来、私たちの頸椎はお腹側に曲がっており、頭からの重さをその弯曲が分散しています。しかし、ストレートネックでは頭が前に出るため、首肩周りの筋肉に大きな負担がかかります。また、ストレートネックは筋性と骨性に分けられます。筋性の場合は、姿勢不良が長時間続き、筋肉がこわばることによってストレートネックになる状態を指します。骨性の場合は、頸椎が圧迫されたり、頸椎同士の隙間が狭くなったりして、頸椎そのものが変形してしまう状態を指します。
ストレートネックを放っておくとどうなるのか?
ストレートネックはそのままにしておいても勝手に治ることはなく、少しずつ状態が悪化していきます。初期症状としては、筋肉の張りや痛み、上を向けないなどがあります。ストレートネックでは頸部が頭の重さを支えることになり、頸部の血管や神経が圧迫されるため、進行するとめまいや目の疲れ、腕や手のしびれ、自律神経失調症によるイライラや睡眠不足などの症状が現れることがあります。最悪の場合、頸椎ヘルニアや脳梗塞、脳出血のリスクも考えられます。ストレートネックが進行することで、精神面にも変化が現れることがあります。ストレートネックは早期の施術が重要です。症状が当てはまる方や気になる方は、ぜひご来院ください。
ストレートネックに効果的な当院の施術メニューは?
ストレートネックに対する当院の施術メニューには、歪んでいる脊椎自体を矯正する「全身矯正」や、頭蓋骨の隙間を調整し、首肩周りの筋肉の負担を減らす「頭蓋骨矯正」があります。「全身矯正」は、頸椎から骨盤までのそれぞれの歪みに対して、本来の状態に戻していきます。ストレートネックの方が筋肉で支えている頭の重さを、本来の形である脊椎で支えられるようにしていく施術になります。また、それに付随している肩周りの筋肉にも刺激を与え、本来の可動域を取り戻すことにより、肩こりや頸部への負担を軽減していくメニューとなります。「頭蓋骨矯正」は、頭蓋骨のわずかな歪みを整えることにより、頸周りの筋肉や頭の血流を改善し、自律神経を整えることが期待できます。これにより、頭痛や眼精疲労の軽減も期待できる施術です。
その施術を受けるとどう楽になるの?
ストレートネックの方に対して矯正施術を行うことにより、首肩周りを筋肉で支えていた部分が、頸椎の弯曲で力を分散して支えることができるようになり、筋肉への負担が減りやすくなります。また、可動域自体も正常に近づくため、パフォーマンスの向上が確認されています。頭蓋骨矯正を行うことにより、頸部から脳への血流が改善され、首の負担の軽減だけでなく、可動域の改善や頭痛の軽減、不眠の軽減も期待できることが確認されています。
ストレートネックを軽減するために必要な施術頻度は?
ストレートネックは一度矯正を行っただけでは歪みが軽減するわけではなく、症状にもよりますが、人の身体は早い方だと1日、遅くても1週間以内には元の状態に戻ってしまうことがあります。最短で施術したい方は毎日でも問題ありませんが、おすすめのペースは週2〜3回です。身体が元に戻りきる前にもう一度矯正を行うことで、ストレートネックの軽減が期待できます。