悩みタイトル

最近エアコンに当たり過ぎて体調悪くなる方はいらっしゃいませんか。そんな中、血流に悩まれている方も多いと思います。

血流は人間の身体を維持していく上でとても重要な働きをしています。

血流不足による症状として、

就寝前と寝起きの際に手足が冷えている
湯舟に浸かっても、芯は温まらない
冷えにより基礎代謝が下がり下痢や便秘になりやすい
基礎代謝の低下により痩せにくくなる
女性だと月経周期の乱れなどのトラブルが起こる

などが挙げられます。

血流改善に対する当院の考え

筋細胞や他の細胞と栄養物質などの交換は、大動脈などではなく毛細血管で行われます。毛細血管の最も細い部分は5μmで、赤血球1つがやっと通れる狭さとされています。
血液にとっては非常に長く大変な旅であり、疲労が蓄積した体内では酸素や栄養の適切な交換が行われず、結局は静脈に戻ってきてしまっているのです。
したがって、体を動かさずに疲れだけを蓄えた多くの現代人の体内では、酸素や栄養が不足し、硬く凝り固まった筋肉が全身を覆ってしまっています。

また、十分な栄養の交換が行われず細胞間に余分な水分だけが蓄積されている状態が、いわゆる浮腫(むくみ)です。

血流改善を放っておくとどうなるのか

血流改善を怠ると、様々な問題が生じる可能性があります。

まず、冷え性が悪化して免疫機能が低下し、風邪にかかりやすくなる可能性があります。体調不良が起こりやすくなり、疲れが蓄積しやすくなるかもしれません。

また、浮腫(むくみ)が発生しやすくなります。足が腫れて靴が履けなくなることがあり、これは血液の循環が悪化し体内の余分な水分が組織の間に溜まるため起こります。

さらに深刻な症状として、エコノミー症候群が挙げられます。
長時間座位で過ごすことにより血液の循環が悪化し、凝固した血液が血栓として肺に達することで最悪の場合、命にかかわる状況になる可能性もあります。

血流改善の方法

「血流が良い状態」とは、体内の血液が豊富に存在し、皮膚、深部、末梢、内臓、脳などへ酸素と栄養を上手く供給できる流れがある状態を指します。
血液がサラサラであることは心筋梗塞や高血圧、糖尿病などに対して効果が期待できますが、実は本当の意味での「血流が良い状態」とは言えないのです。

不摂生や運動不足によって長年放置されて細く柔軟性を失ってしまった極小の毛細血管では、血流が滞り、末端の細胞では酸素や栄養の不足起きてしまいます。
大動脈などの太い血管を優先してサラサラと流れはするものの、末端の毛細血管には血流は届きにくく、末端に分布する細胞には栄養を配ることが出来ないでいるのです。
したがって末端の毛細血管までの血流改善が本当の「血流が良い状態」になるのです。

血流改善に効果的な当院の施術メニューは?

当院では、『血流改善プログラム』というメニューを提供しております。
この施術メニューは、手足の末端の血流を向上させ全身の血液循環を促進させる効果が期待できます。

また、上半身に効果が期待できる施術として『肩甲骨はがし』があります。
肩甲骨周辺には「褐色脂肪細胞」と呼ばれる、体温調節に役立つ脂肪細胞が多く存在します。これらの細胞を活性化することで代謝が向上し、肩甲骨周りの緊張をほぐすことで血流改善が期待できます。

さらに、下半身に効果が期待できる『筋膜ストレッチ』メニューも提供しております。
このメニューは固まった足の筋肉にアプローチし、血液循環の障害を軽減し、継続的な施術によって柔軟性が向上し、血流改善が期待できます。

その施術を受けるとどう楽になるのか

まず『肩甲骨はがし』について説明します。
この施術は褐色細胞を活性化し、体をじんわりと温める効果が期待できます。急激に熱くなるのではなく、じんわりと温かさを感じる方がほとんどです。
同時に褐色細胞を活性化させるため代謝が上がります。(私が以前担当させて頂いた男性は三か月で110㎏→95㎏まで落ちたという方もいました。)

次に『筋膜ストレッチ』について説明します。
簡単に言えば、足の筋肉にある血管が筋肉の硬さ(筋力不足もありますが)によって循環不良を起こすことで冷え性の症状を引き起こしてしまいます。
それに対し、全身を覆う筋膜を伸ばすことで冷え性の根本的な軽減が期待できるため、おすすめです。

血流改善するために必要な施術頻度は?

施術の頻度についてですが、筋力トレーニングなどとは違い何日置きにした方が良いということはありません。 むしろ、できるだけ頻繁に受けることでより効果を得られます。

理想としては毎日の施術がおすすめですが、現実的には毎日通院することは難しいかと思います。
それでも、血流不足を改善するためには週に2~3回は施術を受けることが大切です。