悩みタイトル

膝が痛い

パンプスなどヒールのある靴をよく履く機会がある
スポーツを日常的に行っている
普段歩いていて何もないところでよく躓く
階段を上っていて躓くことがある
段差によく躓く

よく足を捻る方、もしくは足を捻ったことがある方にはこういったことが当てはまると思います。
上に挙げたの例は、よく捻挫をする方に見られる原因になります。

ではなぜこのような原因が挙げられるのか、捻挫を放っておくとどうなるのかを、この後詳しく記述していきます。

足関節捻挫に対する当院の考え

膝が痛い

足の捻挫とはいったいどういう状態なのか、知らない方も多くいらっしゃると思います。

そもそもどのような状態なのかというと、足をひねる(内反もしくは外反)外力により、足の関節にある関節包や靭帯が損傷してしまっている状態になります。
一般的に言われている足関節捻挫は、内反と呼ばれる外力によって起こります。内反とは足の裏が内側に向くような動きを言います。

この外力により、距骨という骨を前に行かないようにする「前距腓靭帯」、足を内反方向にいかないようにする「踵腓靭帯」、それに合わせて「後距腓靭帯」が損傷してしまいます。損傷の度合いは外力によって変わりますが、多くは完全に断裂してしまうことが多いです。

足関節捻挫を放っておくとどうなるのか

膝の痛み

足関節捻挫を放置してしまうとどうなるかというと、前述したとおり外力によって靭帯を完全に断裂してしまっていることが多くあります。それを放置すると靭帯がくっつかずに治ってしまうということになります。
皆様の中には、「捻挫くらい大丈夫でしょ」と放置してしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、実際にはかなり危険な行為です。

靭帯は、骨が正しい位置にあり、正しい動きをするようにサポートしています。捻挫によってこのサポートが崩れると、骨が正しい位置に固定されなくなります。その結果、足の関節のバランスが崩れ、歩行中に痛みが生じたり、ぽきぽき音が鳴ったりする症状が表れることがあります。

また、捻挫癖がつくとよく言いますが、足を内反方向にいかないようにする「踵腓靭帯」がくっついていないと足が内反方向に向かってしまい、また同じように負傷してしまうためそのように言われています。したがって、捻挫を放置せずに適切な施術を受けることが重要です。

足関節捻挫の改善方法

膝の痛み

足関節捻挫を軽減し再発を防ぐためには、初期の処置が極めて重要です。

先述の通り、靭帯が切れてしまっているため、その部分を確実にくっつけるような固定が必要です。
初期段階では腫れや皮下出血があるため、温めずに安静にすることが求められます。腫れが引き、痛みが収まってきたら、運動療法に移ることが適切です。

捻挫後は思っている以上に筋肉が減少してしまい、左右で足の太さに差が生じることもあります。再発を防ぐためには、足を外反する筋肉を鍛えたり、足のアーチを形成する筋肉を鍛えたりする運動療法が重要です。

ただし、靭帯の損傷があるため、すぐに回復は難しいです。したがって最も確実な軽減方法は、再発を防ぐための施術を確実に行うことにあります。

足関節捻挫の改善に効果的な当院の施術メニューは?

明るい挨拶

足関節捻挫の軽減に効果が期待できる施術メニューは「鍼施術」と「電気施術」です。

負傷直後は痛みが激しく炎症を起こしています。そのため、冷やすと同時に負傷箇所を固定、挙上、安静にする必要があります。
これらの応急処置を早期に行うことで痛み、内出血、腫れを軽減させ、回復を助けることができます。

負傷後4.5日を過ぎた頃から鍼施術や電気施術を行うと良いです。これらは深部へのアプローチが可能な施術法です。

鍼施術は、固まってしまった足首関節をスムーズに動かすための目的と、痛みの軽減、内出血や腫れを引かせ、さらに患部のみでなく痛みをかばっている他の筋肉や関節へのアプローチを行い、早期軽減、そして再発予防のための効果が期待できます。

その施術を受けるとどう楽になるのか

明るい挨拶

足関節捻挫によって関節包や足首外側の靭帯が損傷してしまいます。
捻挫によって関節内出血が起こるだけでなく、腓骨筋など周囲の筋肉も損傷し、足首の可動域制限が起こります。

このような状態の足関節や下肢の筋肉へ施術をすることで組織の血流循環を高め、痛みを和らげて軽減を促し、回復を早めることができます。また、関節組織内の癒着で足首が硬くならないようにすることも大切です。

改善するための施術頻度はどのくらいか

明るい挨拶

足関節捻挫は損傷度によりますが、週に3回程度、2~4週間経過をみながら施術する必要があります。

痛みや足関節の可動域制限でかばっている筋肉のケアを考えますと高い頻度で施術しても問題ありません。同時に施術期間中は安静に過ごす必要があります。

痛みが軽減したからといって運動をしてしまうと、足関節に大きな負担がかかり、悪化してしまう危険性や捻挫を繰り返してしまうリスクがあります。後遺症が残るリスクをなくすためにも、運動は控えなければなりません。

足関節捻挫が完治するまでの期間には個人差がありますが、目安としては、痛みが消え、足関節や周囲の筋肉の柔軟性を取り戻し、安定性が得られたら治癒となります。