片頭痛
こんなお悩みはありませんか?
頭痛(ズキズキ、ジンジン、グーっと、ガンガン)
目がチカチカしてギザギザした光が見える
片側から両側に痛みが広がる
頭痛による吐き気
このような症状が見られるもので「片頭痛」というものがあります。頭痛の原因となる病気はないものの繰り返し起きる頭痛を「一次性頭痛」といい、片頭痛は一次性頭痛に含まれます。片頭痛の有病率の全国調査では、15歳以上の日本人の約8.4%が片頭痛持ちだと推定されています。
また、一次性頭痛は他に緊張性頭痛、群発頭痛に分けられます。緊張型頭痛は大半が身体的または精神的ストレスが原因で起こることが多いです。
群発頭痛が起こる原因はまだ明らかになっていません。脳にある視床下部の機能異常が関係しているとされています。また、目の奥にある海綿静脈洞(静脈が集まる部分)内の内頚動脈が何らかの原因で拡張することで痛みが出るとも考えられています。
片頭痛で知っておくべきこと
片頭痛の中でも群発頭痛は、発作時の痛みが非常に強く、鎮痛薬では対処が難しいタイプの頭痛といわれています。まずは、頭痛専門医の受診をおすすめいたします。
また、頭痛は重大な脳疾患が原因で起こっている場合もあります。そのような可能性を排除するためにも、専門医を受診し、頭部のMRIやCTなどの検査を受けることが望ましいです。
さらに、緊張型頭痛も多くの場合、ストレスが原因とされていますが、中には別の病気によって痛みが発生しているケースもあります。痛みは自分自身にしかわからないものですので、自己判断は避け、専門的な機関で診てもらうことをおすすめいたします。
症状の現れ方は?
片頭痛にはさまざまな症状があります。以下にいくつかの特徴的な症状をご紹介します。
① 動けない・休みたいと思うほどの重い頭痛
椅子に座った状態で頭を膝の位置まで下げ、左右に振ると痛みが悪化する場合は、片頭痛の可能性が高いといわれています。
② 吐き気や嘔吐
頭痛によって内臓系にも影響が出ることがあり、吐き気や嘔吐が現れることがあります。この際、下痢をともなう場合もあります。
③ 音や光、匂いに敏感になる
普段は気にならない音や光、匂いに対して敏感になることがあります。これも片頭痛の一つの特徴です。
④ 閃輝暗点(せんきあんてん)
閃輝暗点とは、視界に光の輪のようなギラギラや尖った波模様のようなギザギザが現れる症状のことです。この症状は片頭痛に関連する脳の症状とされています。
⑤ 片頭痛の頻度
片頭痛は人によって症状が現れる頻度が異なります。年に数回の方もいれば、週に何日も症状が出る方もいます。これらは環境や生活習慣によって影響を受けることがあるといわれています。
その他の原因は?
片頭痛の原因としては、ストレスのほかに、寝過ぎや寝不足、ホルモンの影響(月経周期)、雨の日の低気圧などが挙げられます。低気圧になると普段より気圧が低下し、脳血管が拡張した状態になります。この膨らんだ血管が神経などに作用することで、痛みを引き起こすといわれています。
また、空腹や脱水、肩こり、アルコールの過剰摂取、カフェインの摂取なども片頭痛の原因になることがあります。
片頭痛は特に女性に多く見られる症状であり、男性よりも3倍ほど多いとされています。米国では、毎年女性の約18%、男性の約6%が片頭痛を経験しているというデータがあります。女性ホルモンであるエストロゲンは片頭痛の引き金になると考えられており、女性に片頭痛が多い原因の一つとされています。
片頭痛を放置するとどうなる?
「頭痛は薬を飲めば治るから」「放っておけば治る」と考えて放置してしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、長期間片頭痛を放置していると、最終的には「脳過敏症候群」を発症する可能性があります。
慢性化した頭痛は、年齢を重ねるごとに痛みが軽減されると感じる方も少なくないようです。これは、血管が硬化することが関係しています。血管が硬化すると拡張しにくくなり、痛みを感じるセンサーが刺激を受けにくくなるためです。
しかし、慢性頭痛は症状が変化することがあります。例えば、耳鳴りやめまい、イライラ感などが現れる場合があります。一見するとこれらの症状は頭痛とは無関係に見えるため、耳鼻科や心療内科、精神科などを受診しても良くならないという方もいらっしゃいます。
こうした慢性頭痛を放置していると、脳が異常な興奮状態に陥り、わずかな刺激にも敏感になり、些細なことで頭痛が再発するようになる場合があります。薬などで痛みを和らげている方も頭痛が治ったように感じているかもしれませんが、痛みを抑えているだけで、脳の興奮状態が解消されたわけではありません。
大脳が興奮を続けると小脳にも継続的に刺激が加わり、平衡感覚を司る部分が影響を受けることで、めまいなどの症状が現れることがあります。
当院の施術方法について
片頭痛に対する施術として一番おすすめなのは【CPC頭蓋骨矯正】です。
筋肉が緊張して血行不良を引き起こし、脳が酸欠状態になることで発生する頭痛や、骨格の歪みによる不眠症や自律神経の乱れから発生する頭痛、さらに背骨や骨盤の歪みによって脳脊髄液の流れが乱されることで発生する頭痛にも効果が期待できる施術法です。
施術内容は、頭蓋骨の歪みを矯正し、上半身の筋肉をストレッチなどで緩め、筋肉の緊張を和らげていくことです。頭蓋骨の歪みを元に戻すことで、脳脊髄液の流れを正常にし、痛みの軽減が期待できます。
また、頭蓋内に溜まった脳脊髄液が正常に流れるようになることで、頭のむくみが取れ、小顔効果も期待できる施術法です。
その他のメニューとしては、【全調整鍼】や【EMS】もお勧めです。
全調整鍼は足などに鍼を刺し、自律神経の乱れを整える施術で、不眠症などにも効果が期待できます。
EMSは、深い筋肉に電気で刺激を与えて筋肉を柔らかくするため、毎回同じ施術効果が期待できるほか、寝ているだけで自動的に電気が筋肉を動かすため、負担が少ない点も魅力の一つです。
改善していく上でのポイント
改善ていくには頻度が大切です。
CPC頭蓋骨矯正は持続性が高い施術のため、毎日受ける必要はありません。基本的には1週間に1回の施術を行い、頭痛がひどい時には回数を増やすと良いでしょう。
この施術は骨格を整える矯正であり、首肩の筋肉を柔らかくする施術ではありません。そのため、首肩の筋肉を集中的にほぐす施術を併せて行うことで、軽減までにかかる期間を短縮することができます。
筋肉に対する施術は週に2~3回のペースで行い、筋肉を休ませてあげることも大切です。刺激を与えすぎると、逆に筋肉を傷めてしまい、筋肉が硬くなることがあります。そのため、CPC頭蓋骨矯正は週1回、筋肉に対する施術は週2~3回の頻度が良いと考えています。