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こんなお悩みはありませんか?

外反母趾イメージ

皆さんは外反母趾という言葉はお聞きしたことはありますでしょうか。最近では若い方からご高齢の方までいろんな方が症状として抱えています。

外反母趾でこのようなお悩みを持たれたことはありますか?

親指が「くの字」に曲がってしまっている
突き出た部分が靴に当たり痛くなってしまう
外反母趾のせいで歩き方が変になってしまう
変なところでマメができやすい
長時間歩いているとだんだん外反母趾が痛くなってくる
履く靴によっては痛いときと痛くないときがある

一つでも当てはまる方は直ぐに治療をした方が良いです。

外反母趾で知っておくべきこと

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まず、足の悩みとして魚の目や爪の変形、浮腫みがひどいなど、さまざまな症状があると思います。その中でも外反母趾は、骨の形が変わってしまっているため、

「何をしても治らないのではないか…」
「施術する期間が長くて大変そう…」

と感じる方も多いかもしれません。しかし、何をするにも“足”は欠かせませんから、痛みを我慢するのではなく、治したいと思うのが普通です。

ここでは外反母趾の予備知識として、どのくらいの方が外反母趾でお悩みなのかをお伝えいたします。

ある会社の調査によると、足の症状で多いものを教えてくださいと質問したところ、『巻き爪(41.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『外反母趾(39.1%)』、『魚の目(32.5%)』と続きました。やはり巻き爪や外反母趾の方が多いようです。魚の目などは個人によって症状がさまざまであることがわかりました。

また、職業別で見ると『販売員(49.9%)』、『営業職(33.5%)』、『スポーツ選手(22.5%)』と続きました。販売員や営業職などに多いことから、外反母趾は立ち仕事をしている方に多い様子がうかがえます。

このような職業の方にかかわらず、外反母趾はひどくなる前に早めに直した方が良いです。ぜひご相談ください。

症状の現れ方は?

外反母趾の症状の現れ方をご説明いたします。

そもそも外反母趾とは、母趾(おやゆび)が外反し、小指に曲がる病態ですが、同時に第1中足骨(甲にある親指の骨)が内反し、内側に広がっています。この第1中足骨の内反が外反母趾の変形の始まりと考えられています。

中足骨が内反する一方で、母趾は逆に靴の先により外側に押し曲げられます。それと同時に、母趾内転筋(親指を閉じる筋肉)に引っ張られることにより、付け根で捻じれながら「くの字」に曲がってしまいます。X線では第1中足骨と母趾の骨の角度(HV角と呼びます)を測定し、20度以上の角度がつくものを外反母趾と診断しているそうです。

その他の原因は?

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外反母趾は圧倒的に中高年の女性に多いことからハイヒールを履いているのが原因と思われがちですが、ハイヒールを履いたことがない男性でも外反母趾になることがあります。また、ハイヒールを毎日履いていても外反母趾にならない女性もいます。遺伝などの生まれつきの足の形と生活習慣が組み合わさることで、一定の条件を満たした場合に外反母趾が発症するようです。

足全体の形において、偏平足(縦アーチが低い)や開張足(横アーチが低い)は、母趾の付け根にねじれた力がかかりやすく、外反母趾になりやすいです。指の形では、エジプト型と呼ばれる足趾の中でも拇趾が一番長い形の方は、外反母趾になりやすいと言われています。

外反母趾を放置するとどうなる?

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外反している(小指側に親指が向いてしまう状態)親指が靴などに当たり、恒常的に刺激が加わることで、皮下滑液包の炎症と肥厚(バニオン=腱膜瘤)が生じてしまいます。

放置してしまうと、親指が第2趾の下に入り込み、第2・3趾の関節の下に胼胝(別名タコとも呼ばれる角質が厚くなること)ができてしまう可能性があります。さらに、親指の突出部には親指の知覚神経が通っているため、そこが圧迫されることにより、親指にしびれや痛みが発生することがあります。

何よりも、症状が進行してしまい悪化する前に対処することが大切ですので、お早めに適切な医療機関にかかることをお勧めいたします。

当院の施術方法について

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当院では外反母趾に対して「シンデレラ」というサポーターでアプローチをしています。シンデレラとは、足元から体のバランスにアプローチするサポーターのことで、足に装着することにより、親指と第5趾(小指)の指を開き、アーチのサポートにより、足底のバランスを整えます。

本サポーターは、S(足長:21〜23cm、甲周囲:20〜22.5cm)、M(足長:23〜25cm、甲周囲:22〜24.5cm)、L(足長:25〜27cm、甲周囲:24.5〜26.5cm)とあり、さまざまな方に対応しています。

また、サポーターだけでなく、「血流改善プログラム」という、足のアーチにアプローチし親指への負担を軽減する手技もご用意しております。症状によって、その人に合ったオーダーメイドの施術を行っております。

改善していく上でのポイント

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基本的に外反母趾の施術は、その日に行えば完璧に元通りになるわけではなく(※手術等は別)、徐々に元の位置へ矯正していく施術となります。つまり、外反母趾が時間をかけてなってしまったのと同様、改善していくにもある程度の時間がかかります。

近年では、日帰りで骨切り手術などを行う施設もありますが、当院では非観血療法(医療行為のうち、生体を切開せずに行う処置のことを指し、内科的療法や保存的療法などがこれに該当します)を行っております。

痛みをそのまま放置してしまうと、重症化してしまい、非観血療法ではどうすることもできなくなる場合がありますので、早期施術をお勧めいたします。